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一日一善ならぬ一日一喝&一自信 バ韓国から帰国してからの 日本での新生活をベースにした万事を綴る。 なお韓流の方はご遠慮を。
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数年前、自分の韓国語力が
趣味のレベルから当に脱していたことに初めて気付いて、
それをまたビジネス韓国語の領域にまで突入させても良いのでは?
という思いに駆られ、留学もし、そして今こうして
ソウルで実際に韓国語を使って韓国人相手に仕事をしているのだが
実際に韓国人相手に仕事をしてみれば、
韓国語を使って仕事をするということが

單に「語学ができる」というレベルではいけない

ということに改めて気付かされている今日この頃である。

自分も然ることながら、日本からの社員出張の際に
韓国企業に同行訪問をして「通訳も兼ねて」仕事をすることもまた
自分の仕事の一つであるが、

その「通訳を兼ねて」というところがポイントなのである。

要は「社内通訳」として会議に同席する、
ということが一体どういうことなのか?
それを身に染みなければ、
外国語なんて使って仕事はしてはいけないと思うのである。

コトの発端は、先回の社長がソウルに出張された際、
こちらの協業企業候補先を訪問。
もちろん自分も支社長として、通訳としての二役で出席したが、
その際に起きた事件だ。

候補先で製品のデモを見た後、いくつか質問を受け、
要は自分たちの製品の日本でのマーケット性の有無を聞かれたのだが
それに対して

 ①今日本経済はこういう状況で
 ②こういう展望で進もうとしている
 ③だから製品もこのように展開されるだろう
 ④ついてはこのようは支援がうちとしてはできるやもしれん

という、日本人同士のビジネスでは当然の流れで回答するだろうこの流れ。
社長のお言葉を逐次通訳で伝え始めて5分も経たずして
更にはまだ①の途中であるにも拘わらず、突如質問した相手先社員がキレたw
(ちなみにその社員というのは「次長」www)

 そんなことは聞いていない!
 なんでそんな理由なんかイチイチ説明するんだ!!
 そんな状況なんて要らない!!!
 だから答えは何何だっ!!!!

(;゚Д゚)

オマエ、人の話&通訳を遮ってまでそんなこと言いたかったのか!!!
死ね、本当に死ね。
「私の」それも「通訳」を途中で遮るのは結構。
ただしその場合でも反撃はするがな。
だがしかし! 通訳を遮るのではなく、これは間違いなく

「相手の話を遮っている」行為に該当するっ!!!

それもだ、自分たちから協業を希望して来たにも拘わらず
更には代表取締役のお言葉を遮って、むしろそのお言葉は不要だ、
と取られかねない発言とそのタイミング。
失礼にもほどがありゃしないだろうか?

そしてその時の自分の大きな失敗が何かと言えば、

 お言葉ですが社長。
 先方が回答だけを聞いて来ており、
 説明は不要だとおっしゃっていますが・・・

と通訳してしまったことだっ!!! 何たる失態をっ!!!
ここで「通訳業務」をロクに知らない自分のアホさが露呈してしまったorz
今思えばこんな発言は絶対にしてはならないのだ。
その理由は後述するので、ここでは控えておくが…。

日本人は優しい(と私は思っている)ので、
そんな場合でも上手く切り返し、

 こちらも貴社製品に関しては専門分野ではないため
 今すぐの回答は難しいので持ち帰らせて貰う

と話をつないでくれる我が社の社長、否、日本人には
その時大変感謝した。

それにしてもである。 私の立場の難しさと言ったら…。
なぜ難しい立場であるのかと言えば、
「絶対にしてはならない発言」をした理由(↑)と大いに関係のあることなのだが、

まず第一点目にして
私は「社外通訳」ではなく「社内通訳」である。
私は自分の会社の社員として会議に同席し、
同じように発言権限があるのだ。
簡単に言えば、

 自分の会社-相手の会社
 自分

という構造になる。自分の会社の社員として出席しているのだから
自分の会社の側であるのは当然であり、
通訳をすることにおいてもそれは有効なのである。
また、親会社と子会社でもなければ
全く赤の他社。 詰まるところ、相手ともEVENの関係だ。
会社同士においても、私という一社員という立場においても
上でもなければ下でもない。
ということは、

自社にとって不利になることに対しては
意見を述べるべきである


ということなのである。 (ただこれは至極自明のことだ。)

しかし、これが社外通訳であった場合は、

 自分の会社-社外通訳-相手の会社

という関係になり、自分もただただ相手の言う言葉を伝えるのみ。
そこの自分の考えは意見は入れてはいけないのである。
社外通訳の場合、自分は「Black Boxになってはいけない」のである。
それこそが、いわゆる通訳業務だと私は考えているのだが
何せ私は社外通訳ではない、社内通訳として同席しているのだ。

そして第二点目として、
社内通訳として居るにも拘わらず、自分の社の社長の発言に
途中水を差した上に、支社長的役割を担っている自分が
してはならないあの↑発言をすること自体が
まさしく自社の社員ではないことを物語っているのである。
何たる失態っ!!!!!!
自分で自分が激しく許せないっ!!!!!!

 ギャァッ!!!!!!


それにしても、だ。 韓国人たちのこのやり方。
いい加減辟易する。 自分たちはひたすら話し続けて、
ましてや話が止まらない、止められないのは愚か、
途中で止めて人の話を聞くということすらも知らないのである。
分からないようなのである。
自分たちは永遠に話を続け、人が話そうとすると止めて入って
更には遮って自分たちしか話す場を作らない。

 何たるヤツらだ(激怒)

これは礼儀以前の問題だろう。
人間としてどうなんだ?と一石を投じるに値する事件、
そして韓国人のやり方だ。

何にしても…自分への反省としては

 このような失態は二度としてはならない。

これに尽きる。 そう心に誓った事件である。
もし社内通訳で業務をすることがある人は是非覚えておいて欲しい。
詰まるところ、社内通訳は「自社社員」であって
相手側の勢力ではないのである。
間違っても相手の肩を持っていると取られる発言はしてはならない。

韓国語圏以外の通訳では、この点はどうなのだろう?

こんなやり方がまさか
韓国以外にもあるかと思うとゾッとする。

ないことを切に祈るばかりだ。
この辺りの事情をご存知の方がいれば是非コメントをっ!!!

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立ち位置とベクトル
どの立ち位置で、どのベクトルを向いて、発言するかが問われる事件だったみたいだね。
いつぞや私のブログで語ったことがあるけど、社内外問わずどこにでも敵は潜んでいて、社外ともなれば、その敵は五万と居る。
そんな中、自分のボスと如何に同じ立ち位置で、同じベクトルを向いて、援護できるかどうか…それが経営者の側近の命題だね。
いづみ 2010/05/07(Fri)16:20:56 編集
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